ソフトウェア情報学部の計算機環境
遅くなってしまいましたが岩手県立大学 Advent Calendar 2020 第4日目の記事です。
今日は学内でのソフトウェア演習で用いられている環境の紹介をしようと思います。
(ただし我々の世界とは時間軸が完全に一致していない可能性があります...)
学内の計算機環境
ソフトウェア情報学部では、Sun MicrosystemsのSolarisというOSが利用できるようになっています。このSolaris環境でC言語やシェルスクリプト、PerlやJavaを用いたプログラミングの授業が行われています。また、LaTeXという組版システムもインストールされており、これを用いてレポートを作成したりします。
ちなみに、UNIXの系譜で見るとSolarisは当初BSDをベースにしており、のちにSystemVベースになったという経緯があります。BSD系のOSでは、デフォルトシェルがtcsh(Cシェルの機能拡張版)なのですが、学内のSolaris環境ではbash(Bourne Shellの機能拡張版)がデフォルトシェルに設定されています。Linux等でもbashがデフォルトシェルになっていたりするので、それぞれの環境を行き来する場合でも挙動の差異にあまり悩まされなくて済みそうです。
学生一人に1台のSolarisマシンが割り当てられるようになっており、各マシンの /usr/local
以下にソースコードからビルドしたアプリケーションをインストールして利用することも可能です。とはいえ、ソースコードからビルドしようとすると、まず最初に関連ライブラリをインストールするところから始める必要もあったりするのでちょっと大変です...(逆に考えると、ビルド力の向上に役立つと言えるかもしれません)。
学内のSolaris環境を利用してどんなことができるかは、以降のアドベントカレンダーで紹介させてもらえればと思います。